ギャンブル依存の負の遺産
私は自分の幸せに対する価値観と金銭感覚を信じていない。
これはギャンブル依存になってからのことだ。
ギャンブルは人の幸せを感じる閾値を上げる。パチンコやスロットの激しい演出や刺激に慣れてしまうからだ。
美味しいごはんを食べられて幸せ、温かい布団でぐっすり眠れて幸せ、家族と共に居られて幸せ。
そういう日常的な幸福に反応できなくなってくる。
そして言わずもがな金銭感覚を狂わせる。
1万円が本当にものの30分で溶けていくのを、何とも思わなくなる。
そして、買い物をすることに抵抗感を覚えるようになるのだ。
「これを買ってお金を減らすくらいなら、パチンコをした方が増える可能性があって有益なんじゃないか?」
増える保証なんてないのにそう考え始める。
全くもって正常じゃない。
だから私は私を信じられない。
しかしだからこそ追求したい。
幸せの感じ方、幸せになるためのお金の使い方を。
借金は債務整理で無くなったけれど、こういった負の遺産はすぐには消えない。
だから私は人より努力して幸せについて学ばなければいけないし、学ぶべきだと思っている。
幸福度の高い人は、幸せに対する閾値が低いと聞いたことがある。
些細なことでも丁寧に汲み取って幸せを感じる。
私もそんな人間になりたいのだ。
きっと私が幸せでいることで、喜んで、または一緒に幸せになってくれる人がいるから。
なのでこれからも幸せについて考えて、発信していきたいと思います。
誰もが幸せになりますように、と祈って。