ひたすら幸せになりたい系女子

ひとりごとをぼそぼそ呟く雑記ブログ

狼少年の悲しみを越えて

狼少年の話が嫌いだ。
狼少年は何度も嘘をついて、本当に狼が来たとき村人に信じてもらえなかった。
結果村の羊を食べられてしまった。

私は狼少年に感情移入してしまう。
嘘をついていたことは悪いことだ。
でも実際に狼が来たとき知らせたじゃないか。
「どうして信じてくれないの?」
狼少年は悲しかったはずだ。
村人の誰か一人でも信じてくれていたら、結果は変わったんじゃないだろうか。

私は狼少年だった。
出来ると思って公言したことをまともに遂行出来ない嘘つきだった。それでも前に進みたくて、社会に出るのを諦められなくて、何度も「初めから」を繰り返した。
しかし親い人は私の「頑張る!」を疑うようになり、失敗だけを取り上げるようになった。
誰にも信用されないのはこんなにも辛いことなんだと、とても悲しくなった。

そんな中でくろさんは、くろさんだけは、私を信じてくれた。私を選んでくれた。私の「頑張る!」を見守ってくれた。
信じてくれる人が一人でもいてくれる。
それだけで世界は明るくなる。まだまだ頑張れる気がする。
私は狼少年だ。
これから何度も「頑張る!」と言って、頑張れないことがあるかもしれない。
それでも信じてほしい。
何度繰り返しても、私は「頑張る!」から。

失敗の数を、その人の評価にしないでほしい。
その分だけ立ち上がってきたんだ。頑張ってきたんだよ。
狼少年を信じてあげてほしい。
嘘つきにも良心はあるんだよ。

私は誰だって、その人の言葉を信じてあげたいなあと思う。
どんな人にだって未来に可能性はあるんだ。