ひたすら幸せになりたい系女子

ひとりごとをぼそぼそ呟く雑記ブログ

女の賞味期限

少女はいつ女性になるのだろう。

女性はいつ女性じゃなくなくなるのだろう。

 

妊娠して以来そんなことばかり考えている。

私は今何に属しているのかも分からないのに、もう長くない間に、少女でも女性でもなくなる気がして怖いのだ。

そしたら私は何になるのだろう。

女でなくなったら、誰が私を愛してくれるのだろう。

そんな疑問と不安が胸の中にもやをかける。

 

長くない間に、というのは要するに妊娠、出産後の話である。

妊娠中の今だって自分の体の変化に日々驚き、女としての魅力がなくなっていくことに絶望しているのに、出産後なんてどうなるんだろうと今から心配していたりするのだ。

妊娠線は確実に残るだろうし、帝王切開だから下腹部に手術痕も出来る。

私は幼い頃に心臓の手術もしているから、胸の下に大きくその傷跡も残っている。

おまけに、これは自業自得なのだけれど、アームカット根性焼きの痕まであって、しかもケロイド体質なものだから些細な傷すら消えずにあちらこちらに蔓延っていたりする。

20代にして既に傷だらけの体だ。

海でビキニなんて着られないし、人に見せられるものじゃない。

こんな体のどこに魅力があるのだろうか。

 

女であるにはどうしたらいいのだろう。

勿論、体の特長だけが女というものを作っているわけではないだろう。

しかし母親になったら、女の私はどこへ行くのだろう。

いや、母親になっても、女は女だと思う。

でもこどもの前では母親でなければいけない。

夫の前では妻でなければいけないし。

そんな器用な使い分けが自分に出来るのか、甚だ不安である。

ただただ無意識的に女でいた今までとは違うんだ、と考えると何だか性別を捨てるようで怖い。

私はまだ、女にすがっていたいのだ。

 

母親になっても、歳を重ねても、魅力的な女性は沢山いる。

きっと惜しみ無い努力をしているのだと思う。

そのような存在に、果たして私はなれるのだろうか。

傷だらけの体でも愛してくれる旦那に、応えてあげられるだろうか。

私の女としての存在価値は、いつまで続くのだろうか。

 

体の変化とは不思議なものだとつくづく思う。

こんなにも、精神を揺るがすのだ。

 

そして私はこんなにも悩んでいる。

知らぬ間に、いつまでも女でいたいと切望しているのだ。