アラサー女子の見る夢は
私もすでにアラサーの域にいる女である。
10代の子を見れば「ちやほやされるのは今だけだぞ☆」と思ったりするお年頃である。
これでも20代前半の頃は、飲み屋通りを歩けばキャッチやキャバクラのママに声を掛けられたり、ナンパなんかもされたりしてたんだけどなあ、と懐かしむだけ懐かしんでは、現状に首を傾げる。
心の中だけはあの頃とあまり変わらないのだけど。
時の流れというのは残酷である。
外見的な老化だけは止める術もない。
しかし残念ながら、私はいまだに夢見る夢子ちゃんのままでいて、ある時は魔法少女になりたくて、ある時はカードキャプターになりたくて、最近ではロリババアというジャンルのキャラクターを夢見ている始末なのだ。
ロリババアが出てくる代表作といったら富樫作品が有名であるが、まさにそんな感じを理想としているわけである。
ババアでいい、可愛くてどこか魅力的であれば。
美魔女とかそんな大層なものじゃなくていい。
私はロリババアになりたい。
ここ最近の願いである。
女子はいつまで経っても、いくつになっても「女子」である。
可愛いものが好きで、可愛くありたくて、可愛いねって言ってもらいたいものである。
心には乙女がいて、主食は砂糖菓子なのだ。
だがらこそ、女子たるものいつまでも努力を惜しまず、女子を守り続けるのである。
だから男子諸君には是非覚えていてほしい。
「可愛い」は正義、であると。