ひたすら幸せになりたい系女子

ひとりごとをぼそぼそ呟く雑記ブログ

都合のいい関係って何だ

性欲を満たすだけの行為に嫌悪感を感じるようになったのは、自分がそういう経験をしたからなんだろうなあと思う。

人間の三大欲求の一つなのだから、誰しも性欲があるのは当たり前のことなのだ。

しかしながら、今の社会に生きている以上誰彼構わずにそういう行為を求めることはできないはずだ。

双方の合意がなければそれは強姦という犯罪になってしまう。

 

セックスフレンドという言葉があるが、これは恋人関係などではない者同士が合意の上で性行為を致すことができる魔法の言葉だ。

所謂、体だけの関係だ。

性欲を満たすだけの目的ならば、大変都合のいい関係だと思う。

ただ私は考えるのだ。

求めているのは、本当に肉体関係だけなのだろうかと。

それで割りきれる人はどれくらいいるのだろうかと。

 

個人的な経験から言うと、都合のいい関係なんてないと思う。

肉体的な距離感の近さは、必ず精神にも影響を及ぼす。どちらかに情が湧いたら、それはもう都合のいい関係ではなくなるのだ。

それはいつか「片思い」という言葉に変わって、フレンドなんかではなくて、恋人関係を求め始めてしまう。女性なんかは特にそうなりやすいだろうと思う。

身を捧げるには、女性の方がリスクが高過ぎるから。

 

きっかけは性欲だけとは限らない。

寂しさや孤独感、承認欲求だってあるだろう。

しかしそれらの衝動からする行為は、果たしてそのマイナス感情を埋めてはくれるのだろうか。

再び経験から言う。

埋まらない。何も埋まらない。

寧ろ、寂しさが寂しさを呼び、孤独感は強まり、自分の存在価値が揺らいでくる。

だって、必要とされているのは体だけなのだから。

それはとても悲しいことなのだ。

 

性欲を満たすことを否定はしない。出来ない。

ただし、無闇やたらに誰かを傷付けないでほしい。

愛情や信頼関係を育んだ上での行為を心掛けてほしい。

自分の体を安売りしないでほしい。

 

誰もが後悔しないように、祈っている。