ひたすら幸せになりたい系女子

ひとりごとをぼそぼそ呟く雑記ブログ

女子高生の中の聖人君子という存在

聖人君子みたいだと、高校生の頃に友達に言われたのを今でも覚えている。

「どこが?」と、全くピンとこなかった記憶がある。

でもあんまりにも納得できなかったから、噛み砕くように考えて、きっと彼女にとったら私は特別な存在だったんだろうと思うことにした。

別段ものすごく仲がよかったわけじゃないけれど、昼ごはんを毎日一緒に食べるくらいにはコミュニケーションは取っていた、そんな関係だった。

彼女は可愛くて、男子ウケがいいような少しおませな女の子。でもそういう子って、同性からの視線がきつかったりするから、裏で何を言われていたのかまでは知らないけど、きっと万人ウケはしなかったのだと思う。

私はその手の話題は苦手だったから、そういう話をしてくるような子とはあまり関係をもったことがない。

とにかくかやの外にいたい人間だったのだ。

 

彼女は私のことをきっと、甘やかしてくれる対象と思っていたような気がする。

高校生なりの下ネタは躊躇なく言ってくるし、抱きついてくるし、パンツまで見せてくる。

私はきみの彼氏じゃないんだぞ、とこっちは思わずにはいられない。

でもそれは安心していたからの行動だったのだと思う。私は裏で悪口を言ったり、それに同意したりはしなかったから。

正直、特別優しくなんかしていない。

聖人君子と言われても、そんなに素晴らしい行いをしていたわけじゃない。

でも彼女からしたらそう見えたというだけの話。

 

思春期の女子のそういう微妙な関係性は難しさを極めている。

下手なことをすれば、陰口を言われ、仲間外れにされる。ひどければいじめに繋がっていく。

そういう群れの掟みたいなものに縛られたくなかったから私はかやの外を選んだ。

そんな話題入れなくても友達関係に問題はないし。

学生の頃って、そんなものなのだと思う。

群れに入っていない奴がいると安心する。

女子は特に、そういう存在がいると甘えたくなるのかもしれないし、彼女のいう聖人君子みたいに感じるものなのかもしれない。

 

今でもピンときてなかったりするのだけど。

そんな勝手な考察。

 

うまく言えないけれど、やっぱり私は聖人君子なんかじゃないよ。