自称ならエッセイストとか名乗ってもいいの?
昔から作家になりたかった。
当時から、妄想や創作が好きだったから。
物語を書くのは非常に根気がいることだと分かったので学生時代でやめてしまったけれど、ポエムは最近まで日記に書き散らしていた。
作家になりたいくせに飽き性という全く向いてない性格の作家志望だった。
しかし性格的に向いてない、才能もない、文章力もない、と三拍子揃っていることには早々に気付いたので、絶対作家になるんだ!という悪い気は起こさず、手厚い職業を選んだ。
仕事をしている間は作家になりたかったことなど、一片も思い出さなかったので、本当に目指していたのか謎なくらいである。
しかし、精神障害を患い休職し始めると、あら不思議、再び作家になりたい熱が沸き上がってきたのである。
しかし今度は物語を書こうなんて思いもしなかった。勿論ポエムも。
何故ならエッセイを書きたくなったのである。
自分の病気のこと、生活のこと、生きざまのこと。ネタに溢れていると思った。
逆境をチャンスに変えたかったのかもしれない。
しかしエッセイストへの道はそう甘くはないことをブログを通して知ることになる。
当時書いていたブログの読者数やPV数の伸びないこと!
私は理解した。
自分が人を惹き付けるような文章を書ける人間ではないということを。
それでも未だに燻っている、文章を書いて暮らしていきたいという気持ち。
だから今でもブログを続けていたりする。
文章力をつけるには書くしかないらしいので。
ちなみに私は形から入るタイプなので、もし万が一にでも文字書きになろうものなら、和風な一軒家を買って普段着を和服にし、万年筆を使い始めるに違いない。
というかそれが夢だ。
そんな沸々とした野望を抱きつつ、今日も好きなことを好きなように書き連ねているわけである。
我ながら向上心すらないなあ。