ひたすら幸せになりたい系女子

ひとりごとをぼそぼそ呟く雑記ブログ

自分語り

思い返してみると、普通とか、まともとか、そういうものが昔から嫌いだった。

別段目立ちたがりやというわけでもないのだけど、みんなと一緒が嫌だった。

でも思いきったことをする勇気もなく、小さな粗やクセが新芽のように延びていくまでに留まっていた。

 

親元を離れ、一人暮らしをし始めた18歳。

ついに私は欲望のままに自分をアピールし始めた。

まずはタバコに手を出した。

年相応にアウトローなことに憧れていた。

服装は中性的なものを好んで着るようになった。

自分の性別を誇示することは汚らわしい気がして。

 

この頃思いがけずではあるが、女の恋人も男の恋人も経験した。

この男とは4年間続いたが、遠距離になったことが原因で別れた。

歯車が壊れた。

人肌が恋しくて、ネットで知り合った男セフレになった。

その男にパチンコ屋に連れていってもらった。

相変わらずアウトローなことに憧れていた。

パチンコは私の心と貯金を切り崩していった。

それからパチンコとは長い付き合いになる。

借金まで作り上げ、自己破産するしかなくなった。

 

一癖あるような、人間になりたかった。

何か誇れるものが一つでもあればよかった。

そういうもので、自分を認めてあげたかった。

でも、何の努力もしないで得られるものなんて何もないことに気付いた。

 

それでもまだまだ人生は終わりそうにない。

まだ伸ばせる部分がある。

まだ努力の余地がある。

私は、自分をちゃんと好きになりたいのだ。

努力が嫌いなくせに理想ばかり高くて、自分でも難儀な性格だと思う。

でも、それもひっくるめて納得のいく私にならなければいけない気がする。

 

キラリと光る何かが欲しい。

今度は見せ掛けや、真似事でなく、自分で得た何か、宝物のようなものが。

まだ、私は自分を諦めることができないから。

これからの日々に、自分に、期待をしてみたいなと思うのだ。

 

汚れて堕ちた私でも、まだ、生きる意味がありますように。

生きる楽しみが沢山降り注いでくれますように。

好きな人たちに囲まれて、穏やかに、生きられますように。